keirei ボーイスカウトとは・・



■ボーイスカウトってなんですか?

歴史的には・・

イギリスのベーデンパウエルという軍人が約100年前(第一次世界大戦時)に国の荒廃を立て直すために子供らを教育する 方法として6〜8人のグループをつくってその中の年長者がリーダーとなるシステムを考案し、その有効性を英国南部にある ブラウンシー島において20人の子供らとの実験キャンプ(1907年7月29日〜8月9日)を行い、そこで追跡法、ウドクラフト、耐久力、騎士道、 救命法、愛国心などを教えた。そのまとめた本がスカウティングフォアボーイズとなり1908年に発刊され、アメリカをはじめ全世界に知れ渡った。


目的は・・

よりよき社会人を育てるため「パトロールシステム(班制教育)」「進歩制度(バッジシステム)」の2つの方法により、「神へのつとめ」「他への つとめ」「自分へのつとめ」を原理として3条の「ちかい」と8条の「おきて」にのっとり行うことによって学ぶという教育法がとられています。 また「団」を母体としてそれぞれの年代に応じた「隊」を結成し隊に「組・班・グループ」を編成して段階的な教育活動をおこなっています。


■団・隊 組織の概要

ビーバースカウト 幼稚〜小学生年代
  カブスカウト 小学生年代
ボーイスカウト 中学生年代
ベンチャースカウト 高校生年代
ローバースカウト 大学生年代

という区分で活動を行っており、それぞれの部門をあわせて団と呼んでいます。 また団の存続を維持するための制度として育成会という組織をつくっています。 育成会は、地域育成会やロータリークラブなどや神社・お寺など団の生い立ちによりいろいろなケースがあります。


■団以外組織の概要

団を構成した地域から地区という単位を構成しており、概ね10〜20ケ団でエリアごとに地区を編成しています。 それらをあわせたものが県単位に設置している県連盟(愛知の場合名古屋市東区)といい、その総括を日本連盟(東京都文京区) においてます。


■プログラム

グループ単位の訓練の場として組集会や班集会、その成果を試す場として隊集会という形態で行われています。 隊集会では、ハイキング、キャンプ、スキー訓練、奉仕活動などを行って、その技能を習得するために 集会での訓練が行われています。団の活動として募集イベントなども あります。また日本全体の行事として4年に1回ジャンボリーという2万人程度の集まる大きなキャンプも 開催されたり、アメリカをはじめ海外への遠征もあります。

プログラムをカレーライスに例えて説明すると、

ビーバー部門では カレーを皆で楽しく食べる 
カブ部門では カレーのごはんを炊いてみる 
ボーイ部門では カレーをでおいしく作る班対抗コンテストを開催する
ベンチャー部門では カレーの野菜を研究し実際に野菜を畑でつくってみる 
ローバー部門では 実際へインドへいってカレーを極める
などのそれぞれの年代に応じてプログラムが展開されています。


■団・隊の指導者

団における指導者には「隊指導者」「団委員(育成)」の2つの種類があります。隊指導者は直接スカウト を教育しますが、団委員は直接スカウトを指導せず分担した役割ごとに指導者のお手伝いをするという形になっています。 団を運営する管理者として団委員長、その下に各部門(ビーバー〜ローバー)の隊長や副長・役割分担された5人以上の団委員がいます。 指導者には隊長をはじめ、補佐する副長、副長補、カブ部門にはグループごとにデンリーダーという 名称のリーダーが、ビーバー部門では保護者からのお手伝い(補助者)などの役割があります。概ね、個人の希望と面談により 役割が分担されております。


■指導者の研修や訓練

指導者の研修は団内の指導者からのOJT(現場研修)によるものとそれぞれの所属する地域ごとに開催される定型外訓練という それぞれのニーズにあった研修の機会があります。デンリーダー研修会やソング研修会、野営法の研修などがそれにあたります。 さらに日本連盟で制定されている導入研修であるボーイスカウト講習会、隊長が研修必須となるウッドバッジ研修所スカウトコース、さらにその上級コース となるウッドバッジ実修所(プログラムトレーニング)が開催されています。また、それらを指導する役割としてコミッショナーという制度があり、 コミッショナーは地区内の指導者のニーズやそれぞれの分析により訓練の企画を実施し、それらをトレーナーという指導専門職の方へ 実施や計画のの依頼をします。 尚、コミッショナーとトレーナーはウッドバッジ実修所を修了すると本人の希望・推薦や面談によりその任務となる機会が与えられます。





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